世代間のギャップ
「最近の若者は…」、「ゆとり世代だからダメなんだ!」と中高年の方々が良く言いそうなフレーズがあります。
実際、このようなことを言われた人も少なくないのではないでしょうか。
私もゆとり世代ですが、親や親と同じ世代、高齢の方によく言われたことがあります。
私も就活が上手くいかなかった時期に、このような心無い一言を言われたことがあります。
当時言われたときは多少なりとも気にはしていたんですが、よくよく考えてみると気にする必要は全くないということに気づきました。
親の世代と生きてきた時代が全く異なる
私たちゆとり世代にあたる人たちは、景気が良いという状態を知りません。
生まれてからずっと不景気なのです。
私が生まれる少し前には、バブルの時代というものがあり、相当景気が良い状態だったようですが、私には何のことかさっぱりわかりません。
私たちの親が若かった頃は、ちょうど景気が良かった時期と重なります。
親の世代は、若い時に良い時代を生きてきた人たちなのです。
親から話を聞く限りでは、就職で困ることなんてなく、東京からわざわざラーメンを食べに行くだけに札幌まで行っていた人たちもいたそうです。
私からしたら考えられません。
このように、就職に困ることがなく良い時代を生きてきた親の世代から見ると、就活に苦労するという状態は理解しにくいんだと思います。
就活が上手くいかないという状況は、親の世代から見て単純に怠けているように感じるわけです。
リーマンショックと就活する時期がちょうど重なってしまった
運悪くゆとり世代が就活を開始する時期と、リーマンショックがちょうど重なってしまいました。
リーマンショックが起こった2008年から景気が一気に悪くなり、内定取り消しという事態も発生するようになります。
案の定、私たちゆとり世代は就活に大変苦労することになります。
何十社と選考を受けても不採用通知ばかり。
就活うつというキーワードまで出てくるくらい過酷な就活を強いられることになります。
しかし、景気が良い時代を過ごした中高年の人たちはこの状況を理解できないようです。
「ゆとり世代だから就職ができないんだ!」、「最近の若者はダメだから…」という声もちらほら聞こえてきました。
中高年の方々の言うことは気にしない
中高年の方々を中心に、就活に苦しむという状況がよくわからない人はたくさんいます。
なので、周りの人に何を言われても真に受けずに聞き流す努力をしたほうがいいと思います。