大学既卒元ニートが大手企業に就職した体験談

2011年大卒既卒元ニートが就活し、紆余曲折を経て大企業に就職した話です。

既卒で就活のやり方や流れ

既卒になってしまい、「就活のやり方がわからない…」「新卒と何が違うの?」と不安を覚える人もいるのではないでしょうか。

既卒者として就活を経験した私が、既卒で就活のやり方や流れを簡単にですが書いてみたいと思います。

 

既卒者の就活のやり方

既卒で就活のやり方について戸惑う人もいるかと思います。

基本的に流れとしては新卒の時と変わりません。

しかし、既卒で就活をする上で、注意しておきたい点がいくつかあります。

 

求人に応募

何をするにもまずは求人に応募することが就活の第一歩です。

新卒の時は就職サイトを利用して応募していたと思います。

もちろん既卒でも就職サイトを利用して就活することができます。

既卒者用の就職サイトもあるくらいです。

しかし、私としては就職サイトだけではなく、ハローワークを利用することも勧めます。

ハローワークには、就職サイトに載っていないような求人が数多くあります。

地域に密着した求人が多いので、特に地元で働きたい人にはおススメです。

現在は、新卒・既卒用の求人を簡単に探せるようになっています。

もしも既卒になってしまったら、ハローワークをぜひ利用してみてください。

 

書類選考

求人に応募すると、次は書類選考です。履歴書作成に入ります。

新卒と既卒とで異なる点は、大きく分けて2点あると考えます。

  1. 学歴欄の「卒業見込み」を「卒業」にする
  2. 会社に入ったら自分は何ができるのかを明確にする

1に関して、履歴書に学歴を書く欄がありますが、新卒の頃は「卒業見込み」と書いていたと思います。

新卒の時はまだ学校在学中だったので「卒業見込み」でよかったんですが、既卒になってしまうとすでに学校を卒業してしまっているので「卒業」となります。

最後に2ですが、新卒と違い既卒は実務経験が求められる場合があります。

即戦力を求める企業が多いのです。しかし、既卒は実務経験もなければ職歴もありません。

なので、自分が何ができるのかを明確にしておくことが重要です。例えば、

「アルバイト経験があり、このような部分で仕事に活かせる」

「学生時代打ち込んだことが、仕事にこう活かせる」

という風な感じで、自分の強みや経験が仕事にどう活かせるのかを考えて、志望動機や自己PRを練っていきます。

 

筆記試験

書類選考が合格したら、多くの会社は筆記試験を実施します。

筆記試験に合格しないと面接まで行けないパターンが多いため、筆記試験対策は重要です。

「筆記試験対策なんてSPIさえやっておけばいい」

という考えは危険だと思います。

私も既卒になった当時、このように考えていました。案の定、筆記試験対策としてSPIだけをやってきました。

しかし、既卒で就活してみると、SPIを出題した企業はなく、ほとんどが一般常識でした。

私は新卒の時に一般常識を出題されたことはなかったため、既卒になって初めて一般常識の問題を目にしたときは大変動揺しました。

なので、SPIだけではなく、一般常識など様々な適性検査に対応できるようにしておいたほうがいいです。

面接

書類選考、筆記試験と合格していくと、ついに面接がやってきます。

面接を突破しない限り内定を貰うことはできません。

既卒の面接は、新卒の時と比べて、答えるのに困るような質問がされます。

代表的な質問は以下の通りです。

  1. 学校を卒業してから今まで何をしていたのか
  2. なぜ、新卒で就職しなかったのか

この2点は必ずと言っていいほど聞かれます。この質問にどう答えるかが重要です。

1について、面接官は空白期間(ブランク)が気になるものなのです。この空白期間に何をしていたのか追及されます。

「就職活動をしていました」と答えるしかないのですが、それだと面接官にプラスの印象を与えることができません。面接官もそのくらい分かっています。

就活をしていたのはもちろんですが、就活の他に、自分を成長させるために何をしていたのかが知りたいわけです。

一番ベターなのが、アルバイトをすることだと思います。

バイトと言っても、社会に出て働いているのは事実です。ただ、就活だけをしていた人よりも強いです。

バイトをすることで、学んだこともあるでしょうし、自分を成長させることができた部分もあると思います。

そこを上手くアピールすることができれば内定が近づくと思います。

「資格の勉強をしながら就職活動をしていました」では、チョット弱いかなと感じます。

以上、既卒で就活のやり方について、私なりの考えを書いてみました。

少しでも参考になれば嬉しいです。