大学既卒元ニートが大手企業に就職した体験談

2011年大卒既卒元ニートが就活し、紆余曲折を経て大企業に就職した話です。

教育・研修がしっかりした会社に就職したい

教育や研修の重要性

既卒になってしまうと、とにかくどこでも良いから就職してしまいたいという気持ちが出てきます。

私も既卒になった当時、とにかく内定を貰いたいという一心で就活をしていました。

あるIT企業に既卒者トライアル雇用という制度を利用して就職することになりましたが…。

 

設立間もないIT企業に就職

私は既卒になってからも懸命に就職活動を続け、地元から車で1時間程にある設立間もない小さなITベンチャー企業に就職することになりました。

当時は『既卒者トライアル雇用』という、既卒者を雇えば会社に奨励金が支給されるような制度を利用して就職しました。

私は就活に大変苦労した身で、内定が出たときは飛び上がるほど嬉しかったです。

これでようやく自分も社会人として働ける。今まで諦めずに就活を続けてきて良かったなと苦労が報われた瞬間でした。

 

教育や研修がない

いざ、入社してみると、新人にはいきなりできないような仕事を振られることになりました。

IT企業のような開発職は、入ってきたばかりの新人がいきなり仕事をこなすなんてほぼ不可能です。

まずは教育や研修を経て、力をつけてから徐々に仕事をこなしていくのが普通です。

さらには部長から、技術を身につけるための勉強は家でやるように言われました。

要するに、教育や研修が全くない会社に入社してしまったのです。

「わからないことはその都度先輩に聞けばいいじゃん」と思う人もいるかと思いますが、みんな仕事で忙しく質問しづらい雰囲気がありました。

先輩の作業状況を把握し、余裕がありそうな時を見計らって質問するようにしていましたが、「今忙しいから…」と言われることもしばしばで、今思えばかなり効率が悪かったと思います。

ただ、内定をくれた会社に恩返ししたいという気持ちと、二度と就活なんてしたくないという気持ちから、自分なりに一生懸命努力してきました。

休みの日だってずっと勉強をしていました。

しかし、職場環境は一向に変わることはなく、自分も無理をしすぎたせいか、体調を崩す日が多くなりました。

結局のところ、3か月で退職することになりました。もう体が限界でした…。

 

教育や研修がしっかりした会社に就職するほうが良い

新卒既卒問わず、私が今の就活生に伝えたいことは、企業研究をしっかりと行い、教育や研修が充実している会社に就職したほうが良いということです。

これがしっかりしていないと、後で苦労することになると思います。